コラム|錦糸町駅北口の歯科・歯医者
【錦糸町マルエツMiniデンタルクリニック】
top > コラム
見た目で悩まない!目立ちにくい入れ歯ノンクラスプデンチャーとは
こんにちは。
錦糸町駅北口エリアで歯科・歯医者をお探しの皆さん、【錦糸町マルエツMINIデンタルクリニック】です。
「入れ歯を作りたいけれど、入れ歯をしていることはまわりの人に知られたくない」
「目立ちにくい入れ歯が欲しい」
このようなご希望をお持ちの方には、ノンクラスプデンチャーがおすすめです。
ノンクラスプデンチャーは、金属のばねを使用しない入れ歯で、目立ちにくい入れ歯として人気です。
今回は、ノンクラスプデンチャーの特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。
入れ歯を製作される際の選択肢の一つとして、当記事をお役立てください。

前川 崇嗣 院長
医院名:錦糸町マルエツMiniデンタルクリニック
所在地: 〒130-0012
東京都墨田区太平1丁目14−1
マルエツ錦糸町店店舗内 2階
Contents
目立ちにくい入れ歯「ノンクラスプデンチャー」とは?
ノンクラスプデンチャーとは、部分入れ歯の一種で、入れ歯を固定するために使用する金属のばねを使用しない入れ歯です。
通常の部分入れ歯は、歯を固定するために金属のばねを両隣の歯(奥歯が入れ歯の場合は手前の歯)にかけて固定します。
ノンクラスプデンチャーでは、固定用のばねを使用しないため、入れ歯が浮いてしまうのではないかと思われるかもしれません。
ノンクラスプデンチャーは、床(しょう)と呼ばれる歯ぐきにあたる部分をお口の中に密着させることで、入れ歯を固定します。
床は樹脂製で、透明もしくはご自身の歯ぐきと同じようなピンクの色味をしているため、見た目には入れ歯をしていると思われないのが特徴です。
部分入れ歯の金属製のばねは、会話をしているときや笑ったときなどにお口の中からのぞく可能性があります。
人から入れ歯のばねが見えてしまうのを気にして、人とのコミュニケーションをためらわれる方もいらっしゃるでしょう。
ノンクラスプデンチャーは、そのような心配がありません。
審美性が高く、入れ歯だと人に知られたくない方に適した入れ歯の一種といえます。
ノンクラスプデンチャーの素材は、温度によってやわらかくなったり硬くなったりする熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)を使用しています。
国内で認可されている熱可塑樹脂の種類は、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリカーボネート系、アクリル系、ポリプロピレン系の素材で、2012年時点で5種類14製品です。
素材によって特性の違いはありますが、いずれも以下の項目が調べられており、使用における一定水準を満たしています。
- 曲げ強さ
- 曲げ弾性率
- 接着強さ
- 吸水性
- 表面硬さ
- 摩耗性
- 耐衝撃性
- 色調安定性
- 適合性
など
参照:J-STAGE|日補綴会誌|熱可塑性樹脂を用いた部分床義歯(ノンメタルクラスプデンチャー)の臨床応用 p391 Ⅳ.ノンメタルクラスプデンチャーに用いられる熱可塑性樹脂の理工学的性質>
ノンクラスプデンチャーはお口にしっかりとフィットし、痛みを感じにくい入れ歯です。
使い心地がよいため、はじめて入れ歯を作る方に適した入れ歯といえます。
保険診療の入れ歯とノンクラスプデンチャーの違い
保険診療の部分入れ歯は、金属のばねを使用する入れ歯です。
見た目以外に、保険診療の入れ歯とノンクラスプデンチャーにはどのような違いがあるのでしょうか。
二つの入れ歯の違いをみていきましょう。
製作費用
ノンクラスプデンチャーは自由診療の入れ歯です。
そのため、保険診療の入れ歯と比較すると製作費が高額になります。
※ノンクラスプデンチャーは医療費控除の対象です。
使い心地
ノンクラスプデンチャーは、保険診療の入れ歯のようにばねを使用せず、床で入れ歯を固定します。
そのため、安定性が保険診療の入れ歯よりも高くなり、しっかりと噛むことができます。
装着感
ノンクラスプデンチャーは、軽くて柔軟性に優れた入れ歯です。
そのため、保険診療の入れ歯よりもお口にフィットした装着感を得られます。
なるべく安く入れ歯を使いたい方には保険診療の入れ歯が、目立ちにくく安定した入れ歯を使いたい方には、ノンクラスプデンチャーがおすすめです。
保険診療の入れ歯の場合、製作から6ヶ月を経過しなければ作り直しができません(抜歯をした場合や入れ歯が破損した場合を除きます)。
保険診療の入れ歯を製作する際には、歯科医院でしっかりと調整して使い始めましょう。
ノンクラスプデンチャーのメリット
ノンクラスプデンチャーには、見た目以外にもメリットがあります。
ノンクラスプデンチャーを使用することで得られるメリットをご紹介します。
痛くなりにくい
ノンクラスプデンチャーは、樹脂製の床で入れ歯を固定するため、残っている歯に負担をかけにくい入れ歯です。
ばねを使用する場合には、ばねをかける歯に力がかかることで、歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
また、ばねが舌やお口の中の粘膜にあたって、傷ついてしまう可能性もゼロではありません。
ノンクラスプデンチャーではそのような心配がなく、痛くなりにくい入れ歯なのです。
外れにくい
床で入れ歯を支えるノンクラスプデンチャーは、安定性があります。
柔軟性がある素材で、お口にしっかりとフィットするため、外れにくいのが特徴です。
食べものが挟まりにくい
ノンクラスプデンチャーは、落としたり力を入れたりしても割れることが少ない、柔軟性のある素材で作られています。
装着感がよいため、使用中に食べものが挟まりにくくなります。
金属アレルギーの方でも安心
ノンクラスプデンチャーは、基本的には金属を使用しない入れ歯です。
そのため、金属アレルギーが心配な方でも安心して使用することができます。
ノンクラスプデンチャーのデメリット
柔軟性に優れ、お口にフィットしやすいノンクラスプデンチャーですが、その特性ゆえのデメリットもあります。
ノンクラスプデンチャーのデメリットは、以下のとおりです。
- 劣化が早い
- 修理が難しい
- 適用が難しい症例がある
ノンクラスプデンチャーは、素材によっては製作後数ヶ月経ったころから、表面に傷がみられやすくなります。
これは、ノンクラスプデンチャーの素材の、やわらかいという特性のためです。
ほかの種類の入れ歯と比べると、その特性のために傷がつきやすく変形しやすいため、短い期間で修理・作り直しが必要になります。
また、保険診療の入れ歯のように、どこででも修理できるわけではなく、ノンクラスプデンチャーを扱っている歯科医院での修理が必要です。
ノンクラスプデンチャーは、すべての症例に適しているわけではありません。
数本の歯が抜けている場合や、歯並びが整っている方に適用しやすい入れ歯です。
入れ歯をひっかける部分の高さ(アンダーカット)が低い方や、歯を喪失している本数が多い方は、適用可能かどうか歯科医師に確認しましょう。
ノンクラスプデンチャーの扱い方の注意
ノンクラスプデンチャーは傷つきやすく変形しやすいため、長く使用するには扱い方に注意が必要です。
表面に傷がつきやすいため、傷がついた場合には汚れや菌が付着しやすくなります。
お口の健康を守るためにも、正しいお手入れの方法を行うことが大切です。
着色に注意
ノンクラスプデンチャーの素材によって、食品による着色が起こりやすいものがあります。
ポリアミド系樹脂で作られているノンクラスプデンチャーは、カレーによる着色がみられやすいのが特徴です。
また、いずれの素材でも、使用しているうちに入れ歯の変色や脱色がみられる可能性があります。
お手入れ方法
ノンクラスプデンチャーは、素材がやわらかく変形しやすいため、お手入れをする際はやわらかいブラシで磨くことが推奨されています。
義歯用の硬めのブラシは、傷がつきやすいため使用しないようにしましょう。
入れ歯洗浄剤を使用してお手入れすることも可能です。
ただし、ノンクラスプデンチャーの素材によって、入れ歯洗浄剤の種類との相性があります。
ポリエステル系の樹脂で作られている場合には、強アルカリ性の入れ歯洗浄剤は適しません。
ご自身の入れ歯にどの入れ歯洗浄剤が適しているのか、歯科医院で確認しましょう。
金属床とのコンビネーションも可能
ノンクラスプデンチャーの一番の欠点は、劣化による変形がみられやすいことです。
その欠点を補うために、金属床とコンビネーションしたノンクラスプデンチャーも開発されています。
金属のばねは使用せず、床の部分を金属にすることで、入れ歯の強度を大きくすることができました。
床の部分は、はめたときに表面にみえる側は樹脂で作られているため、見た目には入れ歯だとわかりにくい構造です。
しっかり噛めるため、奥歯の部分入れ歯にも使用できます。
金属を使用するため、金属アレルギーが心配な方には不向きです。
ノンクラスプデンチャーに更なる安定性を求めたい方は、当院にてご相談ください。
目立ちにくい入れ歯は錦糸町マルエツMINIデンタルクリニックにご相談ください
はじめて入れ歯を作られる方、入れ歯だと気づかれたくない方は、【錦糸町マルエツMINIデンタルクリニック】の目立ちにくい入れ歯、ノンクラスプデンチャーをお試しください。
ノンクラスプデンチャーは、自由診療の入れ歯の中では費用が安く、製作しやすい入れ歯です。
入れ歯の製作に悩まれている方は、お口にしっかりとフィットし、残っている歯にも負担がかかりにくいノンクラスプデンチャーを試してみませんか。
また、当院では保険診療の入れ歯から自由診療の入れ歯まで、幅広く扱っています。
部分入れ歯から総入れ歯まで、症例に応じた入れ歯を扱っていますので、入れ歯をこれから作りたい方、入れ歯の作り直しをしたい方は、ぜひ当院にご相談ください。
他院で製作された入れ歯を調整したい場合も、対応いたします。
おすすめの関連記事
2025.01.16 [木]
入れ歯でも食事を楽しみたい!金属床義歯のメリットとデメリットをお伝えします
2024.02.15 [木]
合わない入れ歯を使っていませんか?お悩みを解消する入れ歯で快適な毎日を
2023.02.16 [木]
入れ歯が痛くて噛めない?入れ歯が合わない6つの原因と対処法とは