コラム|錦糸町駅北口の歯科・歯医者
【錦糸町マルエツMiniデンタルクリニック】

top > コラム

インプラントは痛い?治療後の痛みの原因と対処法をお伝えします

こんにちは。
錦糸町駅北口エリアで歯科・歯医者をお探しの皆さん、【錦糸町マルエツMINIデンタルクリニック】です。

 

失った歯を補う治療法の一つで、見た目も噛み心地もご自身の歯とほとんど変わらないのがインプラントの魅力です。
インプラント治療は、顎の骨にインプラントを埋め込むことで安定した嚙み心地を得ることができます。

 

インプラントの使い勝手のよさは魅力的なのに、「顎の骨にインプラントを埋め込むのは、痛いのではないか?」と、不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
治療中は麻酔が効いていますのでそれほど心配ないとはいえ、今回は、気になるインプラント治療の痛みに焦点を当ててお話しします。

 

 

前川 崇嗣(まえかわ たかし) 院長
前川 崇嗣 院長

前川 崇嗣 院長




医院名:錦糸町マルエツMiniデンタルクリニック
所在地: 〒130-0012
東京都墨田区太平1丁目14−1
マルエツ錦糸町店店舗内 2階

 

 

インプラント治療は痛い?


インプラント治療では、どのようなときに痛むのでしょうか。
インプラント治療は、インプラントを埋め込む手術のあと、数日間痛みが残ります。

 

インプラント手術中は痛い?

インプラント手術の間は、痛みを感じないように麻酔を使用します。
そのため、手術中に痛みを感じる心配はありません。
手術後しばらくして麻酔が切れると、徐々に痛みを感じ始めます。
痛みの程度は個人差はありますが、おおむね抜歯程度です。

 

治療の流れを見ていきましょう。
インプラントの手術は2回で、それぞれ日帰りで受けられます。
1回目の手術では、顎の骨にインプラントの根っこであるインプラント体を埋め込み、2回目の手術では、インプラント体にアバットメントを装着します。
アバットメントとは、人工歯根であるインプラント体と、セラミックで作られる上部構造をつなぐ働きをする部品です。

 

2回目の手術では、歯ぐきを切開してインプラント体を露出させ、アバットメントを取り付けます。
手術中は、1回目と同様に麻酔を使用します。
2回目の手術では、骨を削るようなことは行わないため、治療後の痛みは1回目よりも少なく、腫れも小さいのです。

 

インプラント治療後はいつまで痛い?

1回目のインプラントの手術では、インプラント体を埋め込むために歯ぐきを切開したり、顎の骨に穴を開けたりします。
そのため、手術後しばらくは腫れや痛みが続きます
手術のあと、数日程度痛みが続き、その後しばらくして腫れが引いていくのが一般的です。
もしも痛みがそれ以上に長引くような場合は、治療した箇所から感染症を引き起こしている場合があるため、歯科医院で診察を受ける必要があるのです。

 

2回目の手術のあとも、歯ぐきを切開しているため、数日間は違和感や腫れ、痛みを感じます。

 

抜糸の際の痛み

1回目のインプラント手術では、歯ぐきを切開して顎の骨にインプラント体を埋め込み、その後縫合を行ってインプラント体が見えないようにします。
歯ぐきで覆ってしまうことでインプラント体を保護し、感染から守るのです。

 

縫合した歯ぐきはやがてくっつき、元通りになります。
手術後は、歯ぐきの状態を確認して抜糸を行いますが、糸を抜く際に歯ぐきに違和感やチクチクした痛みを感じる場合があります。

 

 

痛みを和らげるための対処法

インプラント手術のあとの痛みを和らげるには、処方される痛み止めを使用しましょう。

 

また、手術後の当日には以下の点に気をつけましょう。

  • 飲酒・喫煙を控える
  • 激しい運動・お風呂は控える
  • やわらかく、刺激の少ない食事をとる


手術後は、縫合した部分がとてもデリケートになっており、出血しやすくなっています。
体温が上昇して血流がよくなったり、辛いもので刺激を与えたりすると傷口が開きやすくなるため、手術日は特に気をつけましょう。

 

手術後しばらくは、以下の点にも気をつけて生活することで、痛みを緩和することにつながります。

  • 歯磨きの際に傷口にあたらないようにする
  • 刺激のある食事は徐々に慣らしていく
  • お口の中を清潔に保つ


傷口がふさがるまでは、なるべく刺激を与えないことが大切です。
お口の中の状態を把握しながら、しばらくの間は気をつけてあげましょう。

 

 

インプラント治療の数年後に痛くなる原因は?

インプラント治療が終わって数年後に、痛みが生じる場合があります。
そのようなときは、インプラント周囲炎を引き起こしている場合や、かみ合わせにずれが生じている場合です。
それぞれの症状を詳しくみていきましょう。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、インプラント治療を行った部分の歯ぐきや顎の骨に炎症が起こった状態で、いわゆる歯周病です。
インプラントはむし歯にはなりませんが、歯ぐきの病気である歯周病になる可能性はあります。

インプラント周囲炎の原因は、歯周病菌です。
日ごろの歯磨きが不十分である場合や、定期的なメンテナンスを受けていないことにより、お口の中に汚れがたまります。
そうすると、歯周病菌が増えてインプラント周囲炎を引き起こすのです。

 

インプラント周囲炎が悪化して顎の骨を溶かすと、インプラントを支える土台が弱くなるため、インプラントがグラグラして、最悪の場合は抜け落ちてしまいます。
ある調査でのインプラント周囲炎の罹患率は、約44%と高い結果でした。
インプラント周囲炎は、日ごろから注意が必要な病気です。



参照:J-STAGE|日本口腔インプラント学会誌|定期的メンテナンスの有無とインプラント周囲炎発症についての症例対照研究 p67 結果>

 

インプラント周囲炎は、気づかないうちに進行が進んでいる場合が多くみられます。
その理由には、以下のようなものがあげられます。

  • 歯ぐきの腫れや出血が少ない
  • 痛みを感じにくい
  • 進行していてもインプラントはぐらつきにくく、変わらず食事ができる


また、インプラント周囲炎は歯周病よりも進行のスピードが速いことも特徴です。
天然の歯であれば免疫機能が働きますが、インプラントは人工物であるため、免疫機能が働きにくい傾向にあります。
そのため、歯周病菌が繁殖しやすく、どんどん進行していくのです。
インプラント周囲炎は、インプラント治療において最も注意すべき病気です。

 

かみ合わせ

インプラントと接する歯のかみ合わせがうまく合っていないことによって、痛みを生じる場合があります。
インプラントのかみ合わせがずれるのは、以下のような原因によるものです。

  • インプラント周囲炎
  • インプラント体の固定が不十分
  • インプラントの損傷
  • 歯ぎしりや食いしばり
  • 食べものを噛むときや日常生活の癖
  • メンテナンスができていない


インプラントの高さが高いと、かみ合わせの際の刺激がインプラント周囲の骨に必要以上に伝わり、ダメージを与えてしまいます。
顎の骨に与えられたダメージによって、顎の骨の吸収が引き起こされ、やがてインプラントの根元がグラグラしてくるのです。

 

逆に、インプラントの高さが低いと、かみ合わせの歯が伸びて(下がって)きます。
歯が伸びてくることでかみ合わせに変化が生じ、歯並びが悪くなり、口内環境を悪化させる原因にもなるのです。

 

 

インプラント周囲炎を予防するために

インプラント周囲炎の予防には、歯周病予防と同様に、毎日のブラッシングでお口の中の汚れをきれいに取り除くことと、歯医者での定期的なメンテナンスが有効です。
定期的にメンテナンスを行っている場合とそうでない場合には、インプラント周囲炎の発症率に約2倍の差があります。



参照:J-STAGE|日本口腔インプラント学会誌|定期的メンテナンスの有無とインプラント周囲炎発症についての症例対照研究 p67 結果>

 

インプラントは、見た目や噛み心地は天然の歯と変わらないのですが、異物を除去する免疫機能が働きにくいのが特徴です。
天然の歯と同様、もしくはそれ以上に口腔環境を清潔に保つ必要があります。

 

そのほかにも、以下のようなことに気をつけましょう。

 

インプラント治療の前に歯周病を治す

インプラント治療の前に歯周病を治すことで、インプラント周囲炎の発症率を下げることができます。

 

禁煙する

喫煙していると、歯ぐきの血行が悪くなり、免疫機能の低下につながるため、インプラント周囲炎が進行しやすくなります。
インプラントだけでなく身体の健康のためにも、インプラント治療をきっかけに禁煙しましょう。

 

 

かみ合わせが原因で痛いときは?

かみ合わせが原因の痛みに対処するには、インプラントの高さを調整することが必要です。
インプラントを使用しているときに高さに関して違和感を持ったら、早めに歯科医師に相談しましょう。

 

インプラント後のメンテナンスは、歯ぐきの状態の確認やクリーニングだけでなく、かみ合わせの確認も行います。
インプラント治療を行ったあとは、インプラントを長く使用するため、定期的にメンテナンスに通うことがとても重要です。

 

 

インプラントのご相談は錦糸町マルエツMINIデンタルクリニックへ!

インプラント治療の痛みは、手術中の麻酔や手術後の痛み止めの服用で抑えることができます。
詳しくは、治療前のカウンセリングでご説明しますので、インプラントを検討されている方はぜひご相談ください。

 

錦糸町マルエツMINIデンタルクリニック】のインプラント治療では、歯科用CTでお口の中をしっかりと確認し、患者さんになるべく負担をかけない治療計画を立てています。
治療前のカウンセリングでは、インプラント治療のメリットだけでなくデメリットもお伝えし、治療に取りかかります。
錦糸町駅付近でインプラント治療をご希望の方は、当院へお問い合わせください。

 

当院は、「錦糸町駅」北口から徒歩10分、都バス「太平一丁目」停留所から徒歩2分の、通いやすい立地にある歯科医院です。



錦糸町マルエツMINIデンタルクリニックのインプラント>